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真剣さの中の余裕

今日は某大学でCAD利用者技術基礎試験の対策講習の講師…夕方からの講習なんですが、昨日も
書いたようにとにかく時間が少ない。今日の授業をしっかり組み立てないと次回が最終回なので調整も
なにも無くなっちゃう…ってことで昼間はひたすらテキストを読み込んで解説の無駄を極力省いて実地に
即した内容にするべく時間を取ります。

講習の時間が短いから準備の時間も短いかというと傾向としては逆なんですよね。講習の時間が短い
場合には準備にかける時間を取って綿密に計算した授業をしないと予定範囲を終わらせることが出来ない
ことが考えられます。

逆に講習時間が長い場合は多少の遅れなどは取り返すチャンスはいくらでもありますし、時間的な余裕が
ある場合には受講生の興味を引きそうな話題とかで授業に集中させるなんてことで時間調整することも
可能です。もちろん準備もしますが、プランは大枠で3つくらい考えて詳細プランについてはそれぞれの
授業前に最終確認するという段取りで大丈夫です。さらに過去にやったことのある授業の場合にはその
プラン自体が出来ているので、状況に合わせてアレンジを加えれれば良い訳です。

ってな訳で結構神経戦の授業だったんですが無事に予定範囲を終了。最終回の目処も立ちました。
まだまだ気は抜けないし、今週の土曜日からWEBデザイナー検定の講師も同じ大学でやらないと
いけないので、今週は2つの受講プランをしっかり作らないといけないのでそれなりに大変です。

セブンのオープン10分前に帰宅して開店の準備をしていざ開店。今日はセブンデーということだった訳
ですが、まぁ平日しかも水曜ですからね。(って事はレディースデーとも被ってるじゃん・・・)まぁ、忙しい
というほどではないですが常連さんを中心にご来店…

MIさんもいらっしゃったので早速100先の続き…

いやぁ〜粘る粘る。おくらか納豆のようでしたねぇ…一気に独走態勢を築くチャンスが何度かあったん
ですけどね。ことごとく潰されて接戦に…まぁ、そっちの方がスリルはあるけど、俺はスリルよりも勝ちが
欲しいんですけどねぇ…

全然話に脈絡がないんですが、まぁいつものことと勘弁してください…

もうすぐウィンブルドンテニスが始まりますねぇ…俺はテニスはプレーしませんがスポーツは観戦も含め
なんでも好きなのでもちろんウィンブルドンテニスはNHKの夜中の放送を時間があれば観てます。

今回はワイルドカードで復活した伊達公子選手も出場するそうですから楽しみが倍増ですねぇ…

伊達選手は尊敬するスポーツ選手の一人なんですが、もちろん理由があります。俺と年齢の近いのに
今回のカムバックし、しかも結果を出しているのはすごいんですが、それよりも一度引退する前にあった
ウィンブルドンの確か準決勝でしたかね?グラフ選手との試合がその起源です。

それまでも日本のトップ選手としてすごいとは思っていましたが、尊敬するとか見習おうとか言う事では
なく単にミーハーな思いで応援していた感じでした。

そして、そのグラフ戦ですが惜しくも敗れてしまう結果になるんですが、ゲーム中にハプニングがあった
ことで今でも有名な試合になってます。

ウィンブルドンの準決勝という緊張の場面。テニスの試合と言えばプレー中は観客は声を押し殺し、
広いコートにボールとラケット、選手の足音、息遣いと言ったプレー要素だけが音として現る空間です。
ビリヤードのプレーヤーとしてはうらやましい環境だなぁ…と単純に思います。

グラフ選手がサーブに入る直前に観客から「結婚してくれ」と声がかかります。しん静まったコートです。
その声は響き渡りグラフ選手はサーブを一度止めます。ボールを数回ラケットで地面に軽くバウンドさせ
グラフ選手は観衆に向かって「お金は持ってる?」と聞き返し、会場がどっと沸きます。

無粋な観客に対して一瞬しらけてしまった雰囲気を一言で盛り返しプレーに集中する環境を作った訳
ですね。さすが一流のプロ選手は違います。

ってこれだけだとグラフ選手の話しですよね。伊達選手をすごいと思ったのは後のインタビューです。

この一件が精神的に影響を与えたのではないか?という質問に対して…

「全然。なんであそこで『私じゃダメなの?』って言わなかったのかと思っているくらい」

と言ったニュアンスのコメントをしています。強い、強すぎます…言えてればもっと強いけどあの状況で
そんなことを考える余裕。プレーとその間の僅かなオンオフの切り替えの見事さ…スポーツ選手として
尊敬せずにはいられません。

メンタルスポーツと呼ばれるスポーツは数々ありますが、ビリヤードもその代表格としてメンタルが重要
だと言われることが多くあります。俺もそう思います。

実際にプレー中に気になることと言うのは練習、試合それぞれで色々あります。例えば俺はプレー中に
動かれるのが嫌いです。正面で動かないなんてのはマナーとしてある程度確立していますが、正面で
なくても例え背後であってもその動く気配は感じ取れてしまいます。

正面にいるのがマナー違反だからと席を立って動く人がいますが、その動き自体が気になります。そう
「正面にいてもいいから動かないでくれっ!」とか思っちゃうんですよねぇ…

特に静→動に移る瞬間というのは気になります。すなわち座っている状態から立ち上がると言った動き
ですね。ナインボールを沈める緊張の瞬間に勝手に俺が決めると思い込んでショットする直前にラックを
組むために立ち上がる人がいますが、まぁ気になります。もっともそれで外すのは論外ですし、たとえ
外したとしてもそれを言い訳にするつもりは毛頭ないですが…

この感情的な部分をコントロールすると言うのは難しいことです。「気にするな」と自分に言い聞かさせる
ということは既に気にしてしまっている事を逆説的に暗示しています。本当に気にならないのであれば
「気にしないようにしよう」なんて思わない訳です。

これは人それぞれによって違うものだと思います。他のプレーヤーは動こうが動くまいが目の前にいる事が
嫌だというプレーヤーもいるでしょうし、そんなの気にしたこともないというプレーヤーもいるでしょう。

練習中であればこじりが気になるというプレーヤーは多いようですが、少なくとも俺は全く気にしてません。
こじろうがよれようが何があっても入るコンタクトポイントに当たればOKとしか思ってません。

ただ、だからと言って「気にするな」とアドバイスしても本人が気になるものはどうしようもない訳です。

ここで前述の伊達選手の話しです。緊迫の中での余裕。これこそが解決策ではないかと思い俺の中で
実践しています。気にしないと思うのではなくその事象を受け止めた上でさらにパフォーマンスを落とす
ことをしない。

いっぱい、いっぱいのプレーではちょっとした気持ちの変化で揺らいでしまいますが、余裕があれば
そんなことも許容で受け止めることが出来るはずです。

真剣に一生懸命プレーするのは当たり前。その中でいかに余裕を生み出すか…これも俺のビリヤードの
課題であり楽しみでもあります。

今日のどう?
マスワリ 1回 (セブン 1番テーブル)
2009年 通算154回

Race to 100 Round 15
たいし 48−33 MIさん

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2009年06月18日 13:06に投稿されたエントリーのページです。

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