たいしの撞球道

今日は一応お休み。とは言ってもセブンは営業している訳で、俺はラスト番に入るのが月曜日の役割。
昼間は匠太のツベルクリンなんかもあったりして、ちょっとだけお出かけ。そして、それ以外はずっと
直子と匠太と一緒に家で過ごす。楽しいし、嬉しいんだよね。匠太は俺の顔を見ると必ず笑うんだよね。
これ以上ないって笑顔で...今日は今までで一番匠太の笑顔を見たかもしれない。匠太にとって今
大事なのは大好きなパパが笑ってくれることに違いない。だから俺も笑う。心の底から笑う。こんなに
愉快に笑ったのはいつ以来だろう？もっと素直に自然で良いんだって思えた。カッコつけなくたって
良いじゃん。理解されなくても良いじゃん。俺には俺のやり方があるし、考え方がある。他の人だって
皆それぞれそう思ってるはず。中には俺に共感してくれる人だってきっと居るはず。急ぐことないんだよね。
諦めることないんだよね。好きだからやる。それで良いじゃん。ビリヤードもう一度がんばってみようと
思う。どこまで行けるか分からないし、どこまで理解されるか分からない。でも、良いじゃん。途中で
投げ出して変にプライドと思い出話を語るより、余程それのほうが良いじゃん。気持ちがそんなに
簡単に切り替わる訳はないけど、今は自分の出来ることをしようよ。それが俺らしいもん。